スウェーデンってどんな国?2年半住んでみた

海外生活

幸せの楽園だと名高い北欧諸国。

その一つのスウェーデンについて、何となく知っているけど実際はどんなもん?と言うところまでは知らない人も多いのではないでしょうか。

(私は移住の話が出てからいろいろ調べました。。)

実際にスウェーデンは私たち日本人が移民として住むには良い国だというのが私の感想です。

今回は基本的な情報をまとめてみました。

スウェーデンの地理

スウェーデンはスカンジナビア半島に位置する国でフィンランド、ノルウェーとの国境を有しています。

デンマークとの間には橋がかかっており、ここから行き来できます。

  • 国土面積は約45万km2(日本の約1.2倍)
  • 人口は約1055万人 (2023年)

と日本よりも広い土地に東京23区内程度の人が住んでいるということになります。

だから人口密度が低くてひじょーに快適!(日本の約1/19!)

これだけで心が広くなれる気がしますね。

高緯度の国になりますので、夏は涼しくて冬の寒さが厳しくなっています。

夏の昼間はだいたい20-25℃くらいなのでとても涼しい!一番暑い日でも30℃を少し超える程度。

しかし日光がかなりキツく、日向にいると肌がジリジリと焼けていくのを感じます。

こちらに来て、初めてサングラスが欲しくなって買いました。

目を守るためには必須アイテムとなっていますね。

冬は昼間でも0℃を下回る日ばかりです。

今年の冬はストックホルムあたりでも最低気温-20℃を記録するほどの記録的な寒さでした。よく耐え切った!!

2月頃にプラスの日がちらほら出てくると

おお、温かい春が戻ってきたなあ

と感じる程度にはスウェーデン生活で感覚が変わりましたね。

それだけ寒い冬なので日本の冬に使えた防寒具は真冬には使えません。

南極に行っても大丈夫!

と言われているコートをこちらで購入しました。重宝しております。

これさえ着ておけば多少の寒さも全く問題ありませんし!

何より室内はセントラルヒーティングが整っているので冬でも家の中はポカポカ!

冬もお家で快適に過ごせちゃいます。

スウェーデンの治安

他のヨーロッパ諸国と比べてもスウェーデンの治安はかなり良い方だというのが住んでみた感想です。

今の所スリなどの軽犯罪に遭ったこともないし、周りの友人からも聞いたことはありません。

私はバスの中での落とし物がしっかり返ってくるという経験もしました。めちゃくちゃラッキー!

ただし近頃はギャング間の抗争による銃撃事件についてのニュースを見かけることが増えてきました。

また、とある活動家の、宗教に関わる行動がきっかけとなってテロの危険性が高まっているのではないかという懸念もあります。

雰囲気が怪しいところ(たまにあります)や夜遅くに一人で行動などのリスクさえ避ければ基本的には安全な国だという認識です。

言語

スウェーデンでは公用語としてスウェーデン語が使われています。

実はこれは2009年に言語法にて公用語として定められたらしいです。

もちろんそれまでもずっとスウェーデン語が使われていたのですが、法で定められたのがこの頃とのこと。

こちらで話を聞くに、スウェーデン語は英語とドイツ語を足した感じのようです。

英語でstudy(勉強する)はスウェーデン語ではstuderarだし、英語でarticle(記事)はartikel

と英語と綴りや音が似ている単語がちらほら見られます。

おそらくドイツ語と似た単語もたくさんあるのでしょう。

あるドイツ人はスウェーデン語が話せるようになるのに半年もかからなかったとか。羨ましい

ちなみにノルウェー語とデンマーク語ともお互いによく似ており、それなりの意思疎通はできるようです。

英語はめちゃくちゃ通じます。

なんとスウェーデンは英語力ランキングでもかなりの上位に食い込んでくる国です。

EF EPI英語能力指数において2023年は6位のようでした。

なのでスーパーの買い物とかちょっとした外食とかに行っても店員さんが普通に英語話せちゃいます。

それに甘え切っているせいで私のスウェ語は一向に上達しない。。。

もちろん全員がペラペラってわけでもないので、そういう人に会った時はあの手この手でどうにか伝えます。

つまりはGoogle翻訳 バンザイ!

噂通りの福祉国家

聞いていた通り福祉が充実していると感じます。

私たちが直接関わっているもので言うと

子どもの教育費も無料で文房具やノートなどにもお金がかからないみたいです。

もちろんその分税金も高くなっております。

消費税は最大25%(ものによっては無課税・6%・12%となる)

所得税は累進課税なので人によりますが30%程度は普通の収入でも取られる印象です。

基本的に同じ収入帯で比較すると日本の所得税よりも高い税率と言うことになりますね。

進んだキャッシュレス社会

スウェーデンではキャッシュレス化が非常に進んでおります。

ほとんどの場所でクレジットカード・デビットカートを使用可能で

そうでない場所ではSwishという電子決済アプリが確実に使えるようになっています。

現金の使用はスーパーなどでできますが、中には現金使用不可のお店もあります。

Swishは日本でいうPaypayみたいなものですね。

スウェーデンではこのSwishで統一されています。

役所関連の手数料も電子決済で済むので、家からスマホや携帯だけで支払い可能です。

私自身も現金を引き出したのは一度しかありません。

用途は日本大使館での手数料支払い。。。はい、実質日本国内での支払いですね。

というわけでスウェーデン国内では現金は必要ないということですね。

意外と多い?スウェーデン発祥

スウェーデン発祥のものは日本でもたくさん身の回りにあります。

多くの人が知っている家具メーカー

ロゴの色がスウェーデン国旗と同じですね

自動車メーカーのボルボ

頑丈でインテリアも魅力

こちらも超有名なファッションブランド

かなりお世話になっております

音楽業界を大きく変えたSpotifyもスウェーデン発

このアプリ無しではもう考えられないですよね

Dancing Queen、Money, Money, Money、Gimme! Gimme! Gimme!

など有名な楽曲を生み出したアーティスト

スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルの遺言により始まったノーベル賞

毎年のノーベル賞授賞式(平和賞以外)と晩餐会は首都のストックホルムで行われます

ノーベル賞博物館もあり、これまでの数々の偉業を鑑賞できます

よく知られたものが多くありますね。

日本に住んでいた頃から馴染みのあったものも多く、IKEAやH&Mは本当にお世話になっております。

以上スウェーデンの基本情報をまとめてみました。

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